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海外事業統括の新会社を設立 ヤマエグループHD


週刊経済2025年3月5日発行号

海外子会社を積極展開へ

食品や住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱を中核とするヤマエグループホールディングス㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、網田日出人会長CEO)は2月25日、同所に海外事業を統括する新会社、ヤマエグローバル㈱を設立した。

ヤマエグループでは2025年度までの現中期経営計画で「海外事業への更なる挑戦」を基本戦略の一つとして掲げており、一層の海外事業展開の強化を図る狙い。ヤマエグローバルは今後、国内事業では輸出入業務、海外事業では子会社の管理・指導業務を担い、ゆくゆくは海外子会社を傘下に置く中間持ち株会社となる予定。現在、海外子会社は18年2月に設立しスーパー内で寿司ショップなどを展開するイタリアのORIGINAL JAPANと、22年10月にM&Aで子会社化し、冷凍シーフードや日本食加工食品の輸出入・販売を手掛けるシンガポールのアルコマーケティングの2社だが、今後は欧州、ASEAN、北米などに子会社を積極展開していく方針。

ヤマエグローバルは資本金が5千万円でヤマエグループHDの100%出資。代表取締役会長を新田真也ヤマエグループHD常務執行役員営業管掌兼広報・取締役会室長兼ヤマエ久野執行役員海外事業部長(4月1日付で取締役常務執行役員社長補佐に就任予定)が、社長を吉本聖ヤマエグループHDフロンティア部長兼ヤマエ久野フロンティア室長が務める。