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水難対策サービスが日本学生ボードセーリング連盟で採用 オーセンティックジャパン


週刊経済2025年6月18日発行号

安全管理デバイスとして

無線機を活用した探索サービス「ココヘリ」を展開するオーセンティックジャパン㈱(福岡市中央区赤坂1丁目、久我一総社長)は6月2日、同社の位置情報サービス「ココヘリマリン」が日本学生ボードセーリング連盟(JUBF)関西支部の公認安全管理デバイスとして採用された。

昨年1月に琵琶湖で発生した部活動中の事故を契機に関西支部が安全対策を見直したことに伴い、同志社大学、立命館大学のOB会の協力のもと、同サービスが選定された。同支部では、練習中の「ココヘリマリン」の常時携行を推奨し、安全性の向上を目指している。

「ココヘリマリン」はGPSと専用電波を活用し、小型発信機を救命胴衣などに装着して位置情報を発信するサービス。遭難時には24時間対応のコールセンターが通報を受け、警察や消防、海上保安庁と連携した迅速な救助が可能で、北海道斜里町の観光安全DXモデルでも導入されており、公共安全分野でも評価されている。同社は「今後関西支部での先行導入を皮切りに、全国のJUBF支部への展開を視野にサービスの促進を図る。また、観光、レジャー、教育現場など、より幅広い分野で需要を開拓していく」とコメントした。

同社は2011年12月設立。資本金3億5830万円。