NEWS

  • 地域

殺菌、消臭効果のある水の販売を開始 ガイアックス 従来の5~6倍の殺菌力


 環境関連商品販売のガイアックス株式会社(福岡市博多区東光一丁目、吉岡純太郎社長)は、一月から殺菌、消臭効果のある水の販売を開始した。
 これは株式会社ハセッパーと共同開発したもの。同水「カンファスイ」は殺 菌作用のある次亜塩素酸ソーダと希塩酸を水と混合した水溶液で、食品工場などで使用される殺菌水を家庭、店舗向けに開発した。従来に比べ五~六倍の殺菌力、消臭効果があるという。成分はいずれも食品添加物として使用されており人体に無害となっている。また、成分が安定しているため、密封状態で約三カ月程度保存が可能。価格は十リットル三千四百 円。飲水、浴槽などに混入したり、殺菌したい部分にスプレーするだけでなく、同社が開発した噴霧器を使用すれば、約百平方メートルの部屋の殺菌、消臭ができるという。

 噴霧器年間一万台販売を見込む

 また、同社はカンファスイ噴霧器の販売台数を初年度一万台見込んでいる。
 これは一月からの一カ月間で千台販売したことから、目標を上方修正したもの。同機械は、加湿機のように同水を霧状にして噴霧するもの で、水のマイナスイオンを発生させることから、いやし効果も見込めるという。価格は二万円。福岡を中心に一般家庭に販売していく。噴霧する水溶液は一カ月あたり十リットルで三千四百円。また、同時に業務用として同水を製造するプラントも販売しており、価格は二百万円から三百万円。ランニングコストは一t精製するのに六百円前後。食品工場や銭 湯、健康センター、温泉などへ販売している。
 同社は一九九九年八月に設立、資本金は二千万円、従業員は十人、アルコール自動車燃料「エピオン」、海水淡水化装置など環境関連商品の開発販売を手掛けている。

2003.03.11 発行 週刊経済より