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機密文書の出張シュレッダーサービス開始 紙資源 貸出も対応しサービス充実化


 古紙回収卸売などの株式会社紙資源(福岡市東区松島二丁目、大津正和社長)は三月から、機密文書の出張シュレッダー(細断)サービスを開始した。  
 これはサービス充実を図るため、機密文書の処理に悩む法人や団体などのニーズに対応したもの。車両に一日当たりの処理能力十tの大型シュレッダーを搭載し、福岡市内および近郊を主要エリアに県内全域で依頼に応じて出張する。また、出張サービスのほかにシュレッダーの貸し出しや機密文書の持ち込みなどにも対応する。出張サービスは一キログラム当たり五十円、持ち込みは一キログラム当たり四十円。シュレッダー貸し出しは一日レンタルで五万円、半日レンタルで二万七千五百円。  
  この機密文書細断サービスでは、各企業の担当者などの立ち会いの下で処理し、リサイクル証明書を発行する。利用企業側には機械購入費や機械設置スペースが不要なことや、目の前で機密抹消が確認できるなどのメリットがある。普通紙では二百枚から三百枚程度を一度に投入できる。リサイクル可能な紙は一般的なOA用紙やコピー用紙、コンピューター用紙、カラーコピーおよび色付きの紙、青焼きコピー、写真。逆にリサイクルできない紙は、紙コップなどの防水加工紙やワックス加工紙、油紙、ビニールコート紙、トレーシングペーパーやファックス感熱紙。  
  同社は一九八一年十月、東京の株式会社ジャパンエイティブルと北九州市若松区の株式会社西日本ペーパーリサイクルの共同出資で設立。資本金一千万円、従業員四十二人。〇三年十月期の売上高は前期比約四〇%増の十億二千五百万円、経常利益は約六千四百万円。山門郡三橋町と朝倉郡三輪 町に支店を展開している。

2004.3.30 発行 週刊経済より