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樋口代取専務が副頭取昇格、礒山専務に代表権  西日本シティ銀行    佐々木副頭取は退任しFM福岡社長に


 株式会社西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、久保田勇夫頭取)は5月14日、樋口和繁代表取締役専務が副頭取に昇格し、礒山誠二専務が代表取締役専務に就任する異動を内定したと発表した。佐々木克代表取締役副頭取は退任し、株式会社エフエム福岡社長に就任する。6月29日開催予定の定時株主総会と取締役会で正式決定する。
 樋口氏は佐賀県出身。1950(昭和25)年2月4日生まれの60歳。熊本大学法文学部卒。72年4月株式会社西日本銀行(旧西日本相互銀行)入行。94年1月荒生田支店長、95年10月総合企画部部次長、97年6月同部副部長兼経営管理室長、98年6月同部長兼同、02年6月理事同部長を経て、03年6月取締役総合企画部統合準備室長に就任。04年10月株式会社西日本シティ銀行取締役、05年6月常務、07年6月代表取締役専務。現在は北九州・山口代表(同日付で新設)、営業企画部・営業推進部統括、グループ統括部担当。
 礒山氏は福岡県出身。1951年6月22日生まれの58歳。慶応義塾大学商学部卒。75年4月株式会社西日本銀行(旧西日本相互銀行)入行。92年7月秘書室長、95年1月博多駅前支店長、97年6月情報開発部地域開発室長、2000年4月経営政策室広報室長、03年6月理事博多支店長を経て、04年6月取締役福岡地区本部副本部長兼本店営業部長に就任。同年10月株式会社西日本シティ銀行取締役、07年6月常務、09年6月専務(07年5月から福岡地区本部長)。現在は地区本部統括、福岡地区本部長、総務部・公務金融法人部担当。

 北九州・山口地区の営業強化など目的に本部組織改正

 同行は同日付で、北九州・山口地区の営業強化などを目的に本部組織を改正した。
 今回の改正では、北九州・山口地区における取引先との関係を一層強化するため、北九州地区本部を「北九州総本部」に改称した上で、「北九州・山口代表」を新設。執行役員配置などの営業強化策を実施する。また、ビジネスのグローバル化の進展を見据え、取引先の輸出入取引や海外事業展開など、さまざまな国際ビジネスに対する相談・サポート機能を発揮し、最先端の商品・サービスを提供するため国際業務を強化する。このため国際営業部を発展的に改組して「国際部」を新設し、これまで旧国際営業部と旧証券国際部にまたがっていた国際業務に関係する各種機能を集約する。同部内には「国際ビジネス支援室」を新設し、為替決済などに関する高度な商品を取引先に提案する直接渉外や、国際ビジネスに関する相談窓口「グローバルビジネス・サポートセンター」の運営などを通じて取引先のビジネスを支援する。
 国際業務の国際部への集約に伴い、証券国際部を「資金証券部」に改称した。加えて、監査部内に「システム監査グループ」を新設し、2013年1月に予定している勘定系システムの「NTTデータ地銀共同センター」への移行に向けたシステム監査機能の強化を図る。