業務用磁気食器、家庭向けに新ブランド立ち上げ　九州セラミックス工業

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週刊経済2025年7月9日発行号

「大牟田ポーセリン」

ファインセラミックスメーカーの九州セラミックス工業㈱（大牟田市不知火町２丁目、田畑和章社長）は６月１日、家庭用食器の新ブランド「大牟田ポーセリン」を立ち上げた。

鋳込（いこみ）技術を応用して給食用やレストラン、ホテルなどに業務用磁気食器を製造販売。これまでＢｔｏＢ向けのみに展開していたが、一般向けに企画し新市場開拓を図る。第１弾として、子ども向けマグカップや食器など７アイテムをリリース。強化磁器製で割れにくく、子どもでも持ちやすいよう軽量化を実現した。モノトーン２色で、シンプルなデザインを追求した。価格はマグカップ１７７１円（税込）、食器は１４５２円～。専用オンラインほか、九州の生産者をつなぐ雑貨店「アンドローカルズ」（アクロス福岡）などで販売開始している。田畑社長「保育園や幼稚園の保護者など業務用磁気食器利用者の声を受けてのブランド立ち上げとなった。業務用磁器食器のトップメーカーとして一般家庭の利用を広げていけたら」と話している。