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業務用値下げ影響も売り上げ横ばい  鳥越製粉    原価値上げなどで大幅減益


 製粉業大手の鳥越製粉株式会社(福岡市博多区比恵町、小西敬一郎社長)の12年12月期第3四半期(7月―9月)決算は、売上高は前年同期比0・1%増の154億8300万円、経常利益は同15・7%減の11億5100万円で増収減益だった。
 製品の販売数量は伸び悩み、業務用小麦価格の値下げなどが影響したものの、製粉や製麦事業が健闘し売り上げはほぼ横ばい。だが利益面では、副産品価格の下落や原材料価格の値上がりにより2けた減益。四半期純利益は同17・8%減の6億4800万円となった。
 通期の見通しでは、売上高は前期比5・8%増の225億円、経常利益は同14・3%増の21億8000万円で増収増益を見込んでいる。また、第3四半期が経過しているが、「業績予想変更の可能性もある」としている。