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東区千早に約5万平方mの大型SC計画  大和ハウス工業    来年6月着工、10年5月の完成目指す


 住宅、マンション、土地活用事業の大和ハウス工業株式会社(大阪市北区梅田3丁目、村上健治社長)は、福岡市東区千早の香椎副都心土地区画整理事業地区内に地上4階地下1階建てのショッピングセンターを計画している。着工は早ければ2009年6月で、10年5月の完成を目指す。同社が土地取得から開発まで一貫して取り組む直営の商業施設は、九州では初めて。
 場所は国道3号と松崎千早線が交差する角地で、JR・西鉄千早駅からは徒歩約2分程度。敷地面積は1万7395平方m。延べ床面積は約5万3000平方mを予定(賃貸面積は約3万平方mを予定)。地下に開放的な空間を設けるなど、緑豊かな居心地の良い空間を目指しているという。テナント数は100~120テナントになる見込み。名称は「福岡千早ライフスタイルセンタープロジェクト(仮称)」で、総事業費、売上目標など詳細は未定。現在は構想段階だが、地下1階にスーパーマーケット、食品物販店、フードコート、ドラッグストアや生活雑貨店、1階にレディス・メンズファッション店、雑貨店、カフェ、2階はファッションゾーン(ファミリー向け、ベビー&キッズ向け、カジュアルファッション)、3階に飲食店、各種教室、エステやジムなど美容と健康を対象にした店舗、アミューズメント施設、駐車場。4階と屋上は駐車場で、収容台数は約850台(予定)。駐輪台数は約600台(予定)。同社の岡林弘治福岡支店流通店舗営業所次長は「千早地区は今後もマンション建設が予定されており、将来性豊かな場所。中でも現地は交通の便も良い好立地なので、街の顔となるような施設にしたい」と話している。
 同社は1955年4月創業、資本金は1101億2048万3981円。従業員数は1万4106人(08年4月現在)。売上高は1兆1576億6000万円 (08年3月期)。同社は現地を05年12月に日本郵政公社(現・日本郵政グループ)から取得しており、一部は旧ベスト電器香椎店跡地に当たる。また直営の商業施設は茨城県つくば市など開業予定を含め全国8カ所で展開している。