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東京都銀座にチョコレート工場を建設  千鳥饅頭総本舗    今秋をめどに


 和洋菓子・パン製造販売の株式会社千鳥饅頭総本舗(福岡市博多区上呉服町、原田光博社長)は、今秋をめどに東京都港区銀座にチョコレート製造工場の建設を計画している。早ければ今年9月に着工し、同11月の完成を目指す。
 これは近年、東京都市圏の航空流通関係およびファッション業界における法人向けチョコレート需要が増加傾向にあることから、今後安定したチョコレート製品供給を目的としたもの。現在、チョコレート製品は糟屋郡新宮町の同社「セントラル工場」で生産しているが、完成後はチョコレート部門を分離し、新宮町から東京都中央区銀座に移転する計画。場所および工場規模は未定だが、銀座エリアを対象に選定している。移転当初は原田社長の長男・原田浩司常務ほか3人体制でスタートし、移転完了時には6人体制まで増員する方針。
 同社は「製造拠点を新宮から銀座に移転することで、当社チョコレートブランド「アナベル」を一層強化していきたい」と話している。
 同社は1630年(寛永7年)創業、1997年8月に設立。資本金は1,000万円、従業員数は400人。07年3月期の売上高は29億4,000万円の見込み。