NEWS

東京のIT会社とストレージサービスで協業 JRQSS


週刊経済2021年11月16日発行

大手クラウドサービスとの接続も可能に

JR九州グループでシステム開発のJR九州システムソリューションズ㈱(以下JRQSS/福岡市博多区吉塚本町、香月裕司社長)は11月1日、クラウドストレージサービスなどIT業のニュートリックスクラウドジャパン㈱(以下NCJ/東京都千代田区、田口勉社長)とストレージサービス事業で協業を開始した。
IoTやAI技術の発展に伴い、企業の蓄積・保有するデータ量が増加しており、補助記憶装置である「ストレージ」に関する需要増を見込み連携するもの。今回の協業でJRQSSのデータセンター事業をNCJがプラットフォーム面で支援し、九州の大手企業などに対して安価で安全、かつ膨大なデータを高度に分析できるストレージの提供を共同で推進する。NCJ社のストレージはアマゾンのAWS、マイクロソフトのAzure(アズール)、グーグルのGCPなどメガクラウドサービスとも接続できるのが特徴で、接続することでテラバイト(TB)の上の単位であるペタバイト(PB)クラスのデータ蓄積が可能になる。マーケティングチームの水城幸博管理部長は「各企業のニーズに適したストレージの導入を支援したい」と話している。