東京の焼肉チェーンを完全子会社化　ワイエスフード

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週刊経済2025年8月20日発行号

取得額は１億１千万円

ラーメン店経営などのワイエスフード㈱（田川郡香春町鏡山、高田十光社長）は７月３１日付で、焼肉チェーンの㈱Ｙａｐｐａ（東京都目黒区東山１丁目、越淵佳祐社長）の全株式を取得し、完全子会社化した。取得額は１億１千万円。

Ｙａｐｐａ社は２０２０年１月設立、資本金５００万円、２３年２月期売上高は１億１５００万円。東京都城南・城西エリアにおいて焼肉レストラン３店を展開。注文・決済・売り上げ管理などにおいてデジタル技術を導入することで、店舗運営の効率化と顧客利便性を両立している。ワイエスフードは２０２３年に東京本部を開設し、関東圏での出店加速と海外事業との連携強化を進めており、今回の子会社化によって都市部におけるＤＸ化されたモデル店舗の導入と運営ノウハウの獲得、人材・仕入れ・ＩＴインフラなどの共通化によるオペレーションシナジーの創出を目指す。

同社では「当社が掲げる“多様なジャンルを取り込む総合飲食プラットフォームへの進化”という中長期方針に沿ったもの。業態拡張と同時にＤＸ化を通じた業務オペレーション高度化に取り組んでいく」と話している。