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東京の日本環境設計に投資  筑邦銀行


週刊経済2021年1月19日発行

ちくぎん地域活性化ファンド通じて

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は1月5日、出資するちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合の「ちくぎん地域活性化ファンド」を通じて、日本環境設計㈱(東京都千代田区、髙尾正樹社長)に投資した。
同社は、リサイクル事業を通じて、企業と消費者をつなげる活動や、再生繊維の開発、製造、コンサルティングなどの事業を展開。ケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」は、ポリエステルや ペットボトルの再生に特化した技術で、一般的なリサイクルでは難しい不純物の除去に秀でていることから、高品質の樹脂に何度でもリサイクルできる技術として注目されている。
同ファンドの規模は総額約60億円。対象となるのは久留米市や福岡市、北九州市をはじめとした福岡県内のほか、鳥栖市や日田市とその近隣地域の企業や事業体。特にバイオ、医療、介護、アグリ事業など地域の特性を活かした事業のほか、再生可能エネルギーなどの成長分野への新規参入、後継者不足による事業承継などに取組む企業などに融資や出資をしていく。