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東久留米支店をリニューアル 西日本シティ銀行
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週刊経済2025年9月10日発行号
「コンサル中心の場」へと改装
㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は9月16日、東久留米支店(久留米市大手町)をリニューアルオープンする。
同行では現中期経営計画で営業店の役割を事務手続きの場から「コンサルティング中心の場」へと変革を進めており、次世代営業店システム「営業店スマート化ソリューション」の全店導入や営業店のリニューアルに順次取り組んでいる。今回、東久留米支店は個室型の相談ブースを設置するなどコンサルティングエリアを拡充するとともに、「対面での相談」とより顧客に寄り添える「横並びでの相談」に切り替えることができるデスクを採用。相続や住宅ローンなどについてより落ち着いた空間で、ゆっくりと相談対応できる店舗へと改装する。また、外観や内装には、繁栄や長寿を表し縁起が良いとされ、久留米絣でも使われている「吉祥文様」を取り入れる。外観には子孫、商売などの発展・繁栄を志向するという「七宝」文様を、内装には成長が早く真っ直ぐに伸びることから子どもの成長を願う意味が込められた「麻の葉」文様を採用した。
次世代営業店システ導入後の店舗では、従来の営業店事務で必要とされてきた金融専用端末をタブレットやパソコンに置き換え、「伝票・帳票(印鑑)レス」、「現金ハンドリングレス」、「勘定集計レス」を実現。来店客は伝票記入や印鑑押印などの負担軽減や事務手続きにかかる待ち時間が削減できるほか、行内では営業店事務の効率化やコスト削減が見込める。行員は事務効率化で創出された時間を活用し、顧客ニーズ把握やソリューション提案など高付加価値業務にシフトする。

