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来春宮崎市の大型SCに出店 イオン九州 直営面積最大級に


 九州内でスーパー、ホームセンターを展開するイオン九州株式会社(福岡市博多区博多駅南二丁目、松井博史社長)は来春、宮崎市にオープンする大型SCにキーテナントとして最大級の直営面積で出店する。
 イオングループのデベロッパー・イオンモール株式会社が宮崎市新別府町に来春出店するRSC(リージョナル・ショッピングセンター)・イオン宮崎ショッピングセンターにキーテナントとして入るもの。SC全体の規模は、敷地面積は約二十一万平方メートル、商業施設面積七万六千平方メートル、店舗面積六万平方メートル、四千台収容の駐車場など大型の施設。イオン九州の直営面積は未定だが、同社によると「少なくとも、六月粕屋町にオープンしたダイヤモンドシティ・ルクルのジャスコ福岡東店(一万八千平方メートル)と同規模にはなるだろう」と話しており、同社としては最大級になる見込み。また、宮崎市内にはグループの橘百貨店もあり、グループ内での競合が予想されるが、「市内だけでなく周辺商圏からの集客を図りたい」としている。

 佐賀市南部地区竜巻被害に支援金を贈呈

 また同社は、竜巻が発生して、家屋、農作物に被害を受けた佐賀市に対して七月二十三日、百万円の支援募金を贈呈した。
 先月の竜巻で、約三百五十戸の家屋が損壊し、農作物、ビニールハウスにも被害が及んだ佐賀市南部地区では、県の被災者生活再建支援法が適用される災害となった。同社は七月三日から十一日まで九州地区の全八十七店舗で、来店客や従業員からの募金を集め、それを佐賀市社会福祉協議会に贈ったもの。同社はこれまでにも、昨年七月の熊本県水俣市などの豪雨災害、イラン大地震など国内外の災害に対して、募金による支援活動を実施している。
 同社は〇三年九月一日に九州ジャスコとホームワイドが合併して発足、資本金は二十二億四千四百三十八万円、従業員数は一万二百四十七人、店舗数は八十七店舗。

2004.7.27 発行 週刊経済より