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来春、自立型個別学習の単独教室を開校へ 全教研


照葉教室の跡地に

学習塾運営の㈱全教研(福岡市中央区赤坂1丁目、中垣量文社長)は、来春にAIを活用した自立型個別学習の専用教室を開校する。
自立型個別学習とは、少子化に伴う講師の減少や、映像授業などのICTを駆使したデジタル教材が普及したことを背景に、通常の個別指導塾のように講師主導で授業が展開されるのではなく、生徒が自主的に学習を進め、講師はその学習をメンターとしてサポートしていく形態。質の高い最先端の授業が受けられるのに加え、少ない人員での教室運営が可能とあって、業界内でも広がりを見せている。すでに同社は、既存9教室に併設しAIと学習メンターを活用した「G-PAPILS(ジー・パピルス)」専用教室を設けているが、単独教室としての開校は初となる。場所は来春移転予定の全教研照葉教室(同市東区香椎照葉3丁目)の跡地を活用する計画で、現在開校に向けたビジネスモデル構築などの準備を進めている。
中垣社長は「ICTの活用でローコストオペレーションが実現できれば、今後メンター要員である学生の確保が困難なエリアでの教室展開も視野に入れていきたい」と話している。

2018年10月23日発行