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来春、九州初の歯科衛生士養成学科開設   九州歯科大学    10月30付で認可


 北九州市小倉北区真鶴2丁目の公立大学法人・九州歯科大学(福田仁一理事長・学長)は、10月30日付で文部科学省の認可を受け、来年4月1日から歯科衛生士を養成する新学科を開設する。
 歯科医療の高度化や高齢者の口腔ケアの需要拡大などに対応するため、高度な知識・能力を持つ歯科衛生士の養成を目指すもので、学科名は「口腔保険学科」。歯科衛生士を養成する学科の設置は九州初で、全国でも新潟大学など歯学系大学4校と千葉県立保健医療大学など公立系2校の合わせて6校しかない。新学科は4年制で、入学定員は25人。収容人員は100人。卒業後は、口径保健学の学士資格を取得できる。同大は、1914年私立九州歯科医学校として福岡市に開校。21年専門学校に昇格し、36年現在地に移転。44年に福岡県立に移管し、49年大学に昇格。50年に厚生省から歯科衛生士養成所としての機能を受託したが、64年には養成所部分を「附属歯科衛生学院」として分離した。66年には大学院を開設し、2006年に県立から公立大学法人になった。全国唯一の公立の歯科単科大学で、歯学部歯学科の入学定員は、95人(収容定員570人、6年制)。大学院の歯学研究科は、入学定員30人(収容定員120人、4年制)。教員数は125人で、職員は59人。なお、同学科開設に伴い、県が運営している同大附属歯科衛生学院は2011年3月に廃止する。