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来年夏に福岡市で「アジア太平洋都市サミット」 福岡市と国連ハビタット


福岡本部設立20周年

国連ハビタットと福岡市は7月19日、来年夏の「アジア太平洋都市サミット」共同開催を発表、市役所でMOUを締結した。

同サミットは都市問題解決をテーマとする国内最大級の国際会議で、世界24カ国46都市が参加する。福岡市での開催は16年ぶりで、国連機関との共催は初めて。ジョアン・クロス国連ハビタット事務局長は福岡市について「水素自動車の開発や“福岡方式”と呼ばれるごみ処理方法の発案など、環境面を中心に街づくりのノウハウが高い」と評価。高島市長は「国連ハビタットと共催できて光栄。リーダーシップを発揮していきたい」と喜びと意気込みを語った。午後は、国連ハビタット福岡本部が8月で設立20周年を迎えることを記念するシンポジウムと関係者らによるレセプションがアクロス福岡で開かれた。

国連ハビタット福岡本部はアジア太平洋地域の統括事務所として1997年8月に設立された。国連ハビタットは、福岡本部のほかにアフリカ地域事務所(ケニア・ナイロビ)、ラテンアメリカおよびカリブ海地域事務所(ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ)、アラブ諸国地域事務所(エジプト・カイロ)を拠点としている。

2017年8月1日発行