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本社社屋の増築完了し、稼働開始 九州商運


週刊経済2025年8月13日発行号

休憩促すシャワーやカフェ設置

食品輸送を手掛ける九州商運㈱(福岡市東区箱崎ふ頭6丁目、中川寛茂社長)は7月28日、同所の本社社屋を増築した。

大型トラックのドライバーが、車両を駐車して休憩できるスペースが少なかったため、駐車場を拡大し、ドライバーの癒やしとなる休憩場所を新たに設けた。増築した社屋は3階建てで、本社敷地南側の空きスペースに増築した。増築部分の敷地面積は約1650㎡、延べ床面積は約581㎡。1階にはシャワー室1室と駐車場を整備。駐車場には10tトラック15台と、4tトラック約3台の駐車スペースを設置。2階はカフェテリアで、食品自販機とマッサージチェアを導入し、週2回マッサージ師が施術を行う計画。3階は会議室として利用する。

同社は、「運転の疲労を癒やす設備を整え、ドライバーの高齢化や2024年問題にも対応する。また、作業環境改善で魅力的な職場環境を整え、採用人数拡大にも努めたい」と話している。

同社は1963年3月設立。資本金2千万円。グループ連結売上高49億円(2024年4月期)。従業員はグループ連結で519人。