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本社ビル隣の土地、1930平方メートルを購入 アドヴェンチャーグループ 4年後めどに新自社ビル構想


 婦人服、生活雑貨メーカーのアドヴェンチャーグループ(福岡市東区多の津二丁目、夏秋克好代表)は五月、本社ビル隣の土地、千九百三十平方メートルを購入した。
 場所は、昨年十二月に倒産した株式会社マンテン(本社大阪市)の福岡営業所跡地。現在、倉庫と駐車場をそのまま利用しており、四年後の創業四十五周年に、今年二月に完成した七階建本社ビルと同様の七階建て五千六百十平方メートル規模の新自社ビル建設を構想している。

 経常利益は対前年比88%増の15億円

 また、同グループは〇三年五月期決算で売上高が対前年比一・四%減の百四十億円、経常利益が同八八%増の十五億円で減収増益となった。
 内部販売を相殺して実質売り上げだけにしたことで売上高は微減。企画の的中率が上がり見切りロスがなかったことと、不良債権による焦げ 付きが少くなかったために利益が増加し減収増益となった。売り上げの内訳は、春夏用商品が五三%、秋冬用商品が四七%で秋冬用商品が充実してきており、アイテム別に見ると関東や関西のブランドのOEMが増加したことで婦人服が四〇%、雑貨が六〇%となった。今期は売上高が対前年比七・一%増の百五十億円、経常利益が〇三年三月期並みの十五 億円を目指す。夏秋代表は「今期は在庫を三億円減らし、キャッシュフローを高めて完全無借金を目指す。また、ペットブームに伴い、年内に中国で生産した低価のペット用雑貨の販売を本格的にスタートする」と話している。
 同グループは一九六四年二月創業、一九六六年八月設立、資本金は一 億九千万円、従業員数は二百二十人。

2003.09.17 発行 週刊経済より