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本社を北九州市若松区の学術研究都市に移転 ウエイブコム 開発・管理業務の連携を強化


 音声認識システム開発・販売の株式会社ウエブコム(福岡市博多区博多駅東一丁目、新井孝弘社長)は、本社を北九州市若松区ひびきのにある学術研究都市内に移転した。
 開発拠点のある同センターに本社機能を移すことで、開発および営業・管理業務の連携を強化する。
 同社では、開発を続けていた雑音除去機能を備えた音声入力装置が実用レベルに達したことから今後、営業を推進していくが、営業エリアが自動車や住宅、玩具など大手メーカーのある東京が中心となるため「福岡に営業拠点としての機能はなくなった」(有田浩常務)として、開発センターのある「北九州学術研究都市産学連携センター」四階に空き物件ができたことを機に本社移転を決めた。業務は一月五日から開始している。 
 同社は二〇〇〇年六月の設立。資本金一億七千二百万円。従業員三十 三人。〇三年三月期決算の売上高は一億二千万円。一昨年開発したUSΒ(情報端末)に対応する音声入力アダプター「プリボイスΡDA」に加え、昨年は強度の雑音除去機能を備え実用的な用途が見込まれる「プリボイスDSΡ」を開発している。
 新井社長は群馬県高崎市出身、一九四七年四月二十八日生まれの五十 六歳。日本大学経済学部経済学科卒。趣味は旅行、ゴルフ。

2004.3.9 発行 週刊経済より