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最高位の国土交通大臣表彰を共同受賞 久原本家グループ本社など11社


週刊経済2025年1月29日発行号

物流パートナーシップ優良事業者表彰で

だし・調味料を中心とした総合食品メーカーの㈱久原本家グループ本社(糟屋郡久山町、河邉哲司社長)は12月、鈴与やアース製薬、大塚倉庫、岐阜プラスチック工業など10社とともに「令和6年度 グリーン物流パートナーシップ会議 物流パートナーシップ優良事業者表彰」において最高位となる国土交通大臣表彰を共同受賞した。

今回の受賞は総合物流業の鈴与を中心とした「輸送モジュールの標準化および検品レス納品等による物流の効率化」の取り組み。物流業界では、乗務員の労働時間規制強化(2024年問題)や環境負荷軽減が喫緊の課題となっている。今回は日用品や飲料、食品、原料素材、玩具、物流資材メーカーなどの異業種複数社と物流事業者が連携して、輸送モジュール化と混載輸送に取り組んだ「ケースA」と食品配送の効率化に取り組んだ「ケースB」において、効率的な輸送方法を考案し、輸送車両や労働時間、CO2排出量などを大幅に削減。この取り組みが「持続可能な物流モデル」として高く評価された。受賞企業11社(50音順)は次の通り。アース製薬、大塚倉庫、加藤産業、岐阜プラスチック工業、久原本家グループ本社、J-オイルミルズ、鈴与、太陽化学、Mizkan Logitec、ライオン、ロジパルエクスプレス。

「物流パートナーシップ優良事業者表彰」とは、国土交通省及び経済産業省が、複数事業者間のパートナーシップにより、物流分野における環境負荷の低減等に顕著な功績があった取り組みに対して表彰する制度。荷主と物流事業者が連携した取り組みを支援する場として発足された『グリーン物流パートナーシップ会議』で、特に優れた取り組みを行った事業者が2006年から表彰されている。なお久原本家グループ本社がこの表彰を受けるのは今回が初めて。