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早良区田隈に木造大型高齢者住宅  フォレストヴィラホーム    医療・介護業者からの受注強化


 カナダ輸入住宅施工・販売の株式会社フォレストヴィラホーム(福岡市南区横手南町、中安章社長)は、同市早良区田隈2丁目に大型の木造高齢者向け住宅(デイサービス併設)を建設している。完成は6月末。
 木造(2×4工法)のメリットを生かした大型医療・福祉施設建築の第一号。木造は従来の鉄筋コンクリート造に比べ、工事費が2割ほど削減できるほか、工期が短く早期の事業開始が可能。断熱性と気密性に優れているため空調費が抑えられる点や、減価償却費などの税法上でも利点があるという。医療機関や介護事業者を対象に木造見学会を開催し、受注を強化する。場所は福岡市立田隈小学校北西側。建物は2階建てで敷地面積は約1482平方m、延べ床面積は約1181平方m。居住スペースは全32室で、1階には介助付き入浴設備を備えたデイサービス(15人収容)を設けている。12年度の介護制度改定から木造のサービス付き高齢者向け住宅としては県内で初めて認定を受けている。運営は福岡市内の医療機関で7月には入居希望者も対象にした見学会を開き、8月にオープン予定。
 中安社長は「2×4工法独特のノウハウを駆使した当社でしか提供できない大型木造建築。懸念される耐火性も十分に高く、入居者や介護サービス者、運営事業者すべての人にとって優しい施設」と話している。