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日韓旅客定期航路の利用者数は36・6%減  九州運輸局


19年上期・減少は5年ぶり

九州運輸局(岩月理浩局長)が発表した九州と韓国・釜山を結ぶ日韓旅客定期航路(8社3区間)の利用者数は、前年同期比36・6%減の43万3000人で、5年ぶりの減少となった。
全体の約9割を占める韓国人利用者がすべての航路で約40%減少したことが要因。国別で見た利用者数は韓国人が前年同期比40・3%減の36万1000人。7月以降、日韓関係の影響で団体旅行客を中心にキャンセルが相次ぎ、全航路で減少した。日本人利用者数は、4月〜6月は同水準を維持していたものの、7月以降、減少傾向に転じ、8・6%減の6万人だった。航路別では博多・下関—釜山航路は日韓ともに利用者が大きく減少、下関—釜山航路が利用者の8割を占める韓国人利用者が大きく減少したことで、前年同期比33・1%減の17万3000人となった。対馬—釜山航路は、利用者のほとんどが韓国人のため、特に影響を受け、同38・8%減の26万人となり、8年ぶりの減少となった。

2019123日発行