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日本語教員養成で文科省の認定機関に 西南学院大学


週刊経済2025年7月2日発行号

九州内の大学では初

西南学院大学(福岡市早良区西新6丁目、今井尚生学長)は5月30日、九州内の大学で初めて文部科学省から日本語教員養成における「登録日本語教員養成機関」と「登録実践研修機関」に登録された。

昨年4月に施行された「日本語教育機関認定法」で日本語教員資格が国家資格として制度化されており、これに対応する教育機関として文科省の認定を受けたもの。今回の認定で、所定の14科目(28単位)を修了した場合、日本語教員試験で実施される基礎試験と応用試験のうち基礎試験を免除される。同大学外国語学部では、2022年度に「日本語教員養成プログラム」を創設。日本語教育の専門性と実践力を備えた人材育成を強化しており、養成課程や実践研修が国の定める基準に準拠した。プログラムでは、授業を通して同大学への留学生に対する日本語学習支援を積極的に行うことにより日本語教育についての知識を深め教える力を育むほか、社会人基礎力の向上を目指す。また、プログラムは3年次で修了するため、教育実習を受けた後に進路選択ができる点も特徴としている。