NEWS

  • 地域

施設リニューアル、サービス向上で増収増益  シダー    効率運営で経常は大幅増


 全国でデイサービスセンター、介護付有料老人ホームを展開する株式会社シダー(北九州市小倉北区大畠1丁目、山崎嘉忠社長)の2010年3月期決算は、売上高が前年比17・8%増の83億32百万円、経常利益が4・19倍の4億19百万円で増収増益だった。純利益は5・15倍の2億37百万円。
 既存施設のリニューアルやサービスの向上に努めるほか、人員配置や業務手順見直しなど効率的な運営で利益率改善に取り組み増収増益を確保した。事業別にみると、デイサービス事業は既存施設のリニューアルやサービスの質向上に努め、登録利用者数が堅調に増加した。また、営業譲り受けで「あおきリフレッシュホーム」(愛知県小牧市)を新たに取得した。施設事業は既存の有料老人ホームの入居者獲得に注力するなど、施設稼働率の向上に努めた結果、新規施設を含むすべての居室数に対し入居率95・9%を達成。また、甲府市に「ラ・ナシカこうふ」を新規開設した。
 今期は新規にデイサービス1施設、有料老人ホーム3施設の開設を予定。売上高は5・1%増の87億59百万円、経常利益は13・4%減の3億63百万円の増収減益、純利益は14・5%減の2億3百万円をそれぞれ見込んでいる。