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新造客船「飛鳥Ⅲ」が博多港に初入港 福岡市
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週刊経済2025年7月16日発行号
日本初の海上LNG燃料供給も
福岡市港湾空港局は7月14日に、郵船クルーズ㈱の34年ぶり新造客船「飛鳥Ⅲ」が博多港に初入港すると発表した。
飛鳥ⅢはLNGを燃料として使用する環境配慮型のクルーズ客船で、全長230メートル、総トン数は5万2265トン。旅客定員は744人。7月20日からの就航を予定しており、クルーズ船としての就航前に博多港へ寄港することになる。また、寄港時にはクルーズ船として日本初となる、海上でのLNG燃料供給(バンカリング)も実施される。供給数量は150~200トン程度を予定している。
博多港では、LNG燃料船等の環境配慮型船舶に対して入港料の減免を行うなど、港湾の脱炭素化を促進する「カーボンニュートラルポート」の形成を推進しており、今後も定期的に海上でのLNG供給を実施していく見通しという。

