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新造クルーズ・飛鳥Ⅲが博多港に初入港 日本郵船グループ
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週刊経済2025年7月23日発行号
海上でのLNG供給も
日本郵船グループが34年ぶりに新造した豪華クルーズ客船・飛鳥Ⅲが7月14日、福岡市の博多港に入港した。
飛鳥Ⅲは全長230メートル、全幅29・8メートル。総トン数は約5万2千トン。全室バルコニー付きの381室、6つのレストランやスパ、プール、ウェルネス施設、シアター、カジノ、ブティックなどが完備された国内では最新の豪華クルーズ客船として7月20日から営業運航を開始する。初入港に合わせ、博多港クルーズセンター待合棟では福岡市、九州クルーズ振興協議会、博多港振興協会主催による歓迎式典が開かれ、福岡市の光山裕朗副市長、小久江(おくえ)尚船長がそれぞれあいさつ。その後、双方で記念品を贈呈し、初入港を祝った。
また、飛鳥Ⅲは環境負荷軽減を目的に国内クルーズ船としては重油、軽油・LNG(液化天然ガス)の計3種の燃料を使用できるトリフリューエンジンや陸上電力受電設備などを搭載していることから、当日は日本郵船や九州電力、伊藤忠エネックス、西部ガスなどが出資したKEYS Bunkering West Japan㈱(北九州市門司区、川本賢一社長)のLNGバンカリング船からLNG燃料が供給された。Ship to Ship方式といわれる燃料供給は国内で初めて。

