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新規取得と既存物件好調で3期連続増収増益 福岡リート投資法人


1口当たり分配金は3687円

地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)の2019年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比0・7%増の92億4200万円、経常利益は同2・6%増の29億3500万円で、3期連続増収増益となった。
営業利益は同2・1%増の33億600万円、当期純利益は同2・6%増の29億3400万円でいずれも3期連続増益。昨年12月に沖縄県の「ティサージホテル那覇」を取得したほか、旗艦物件の「キャナルシティ博多」で、施設内の映画館、ホテルが好調だったことによる歩合賃料増などが寄与した。また、近隣の商業施設開業に伴い、保有物件のうち「木の葉モール橋本」での売り上げを保守的に見通していたところ、効果的な販促活動が奏功し、前年並みの売り上げを維持した。
保有物件(29件)全体の稼働率は99・7%(期中加重平均)で高稼働を維持。これを受けて、1口当たりの分配金は予想比87円プラスの3687円。前期比でも94円増となった。
今期(2019年8月期)は営業収益で2月期比0・7%増の93億500万円、経常利益で同0・2%減の29億3000万円を見込む。

2019年4月23日発行