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新規出店とコスト削減・資金運用で増収増益  タカミヤ    今期は経常5割増の10億円超見込む


 釣具・キャンプ用品等販売の株式会社タカミヤ(北九州市八幡東区前田企業団地、高宮俊諦社長)の07年1月期決算は、売上高が145億9,500万円で前期比9.4%増、経常利益は7億300万円で同54.2%増の増収増益となった。
 業界全体が前年割れしている中、同社は、宮崎県と広島県に出店、会員制の「ピーズクラブ」による顧客管理、人材研修センターでの研修による社員の士気向上などが奏功して増収につながった。利益面では、物流センター・システム稼動によるコスト削減とともに、為替・通貨オプションなどの資金運用が好調に推移して営業外収益の増加、経常利益は5割以上の伸びを見せた。今期売上高は、新規3~4店舗の出店と既存店リニューアルによって15%増の約168億円、経常利益は、増収と利益率向上、さらに資産運用も加速するとの見通しで、50%増の10億円超を見込んでいる。
 高宮社長は「6月で半期を終えるが、売上高は予想をかなり回るペースで推移しており、目標は達成できるだろう」と話している。
 同社は1949年10月創業、63年1月設立、資本金は9,000万円、従業員数は565人、国内59店舗、韓国に4店舗を展開している。