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新規事業で空調の自動制御システムを販売  蒼美堂    電気料金削減を促す


 服飾雑貨の販売、飲食事業の株式会社蒼美堂(久留米市東町、中村勇洋社長)はこのほど、新規事業として空調自動制御システムの販売を開始した。
 展開するシステムは省電力装置の企画・開発・販売を手がけるパルコスモ株式会社(長野市松岡1丁目、小布施佳夫社長)が開発した「PN―XERO」。最適な温度に空調を自動制御し余分な電力消費を防ぐことで、10~15%の電気料金削減を促すもの。また、制御で削減できた電力量や温度の推移などをデータ化し、納入先への月次報告を実施する。納入の対象となるのは空調室外機を6台以上設置し、月間電気料金の目安が約60万円以上など一定の条件を満たした施設で、主にスーパーや量販店、学校などを想定。価格はシステムと設置費用で2百~3百万円。またシステムの導入には4月開始予定の補助金制度「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金」に基づいて、設置費用の約半分にあたる補助金が支給されるという。初年度40~50件の納入目指す。中村社長は「九州で空調制御システムを導入している施設はまだ少ない。4月から開始する補助金も追い風に新たな事業の柱を目指す」と話している。
 同社は07年設立。資本金5百万円。従業員数30人。中村社長は大阪府出身。1972年10月25日生まれの39歳。同志社大学卒。趣味は旅行。