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新若戸道路2・3キロが9月15日に開通  国交省、北九州市など    都市高速などと接続


 国土交通省北九州港湾・空港整備事務所や北九州市、北九州市道路公社などが整備を進めてきた新若戸道路(全長2・3キロ)が、9月15日午後4時に開通する。
 同道路は戸畑区と若松区に架かる若戸大橋の渋滞緩和やひびきコンテナターミナルへのアクセス機能強化を目的に2001年に着工。戸畑区新池3丁目から若松区北浜1丁目までの約2・3キロ区間を上下4車線・設計速度60キロの自動車専用有料道路として供用、戸畑区では北九州都市高速2号線に接続する。また、道路の約1・2キロは洞海湾の水深約9メートルから22メートルに設置された海底トンネル(名称は若戸トンネル)区間。若戸トンネルは、全国的に珍しい沈埋(ちんまい)トンネル工法が採用され、陸上で組み立てた7つの鋼殻ブロックを海上輸送した後、現地でウインチタワーなどを使って海底に設置する工法で10年8月末までにすべてのブロックが取り付けられ、戸畑と若松側が海底で接続していた。全体の総事業費は千億円。通行料は若戸大橋と同じ普通車百円、軽自動車・二輪車50円、大型車は150円。