NEWS

新社長に乗冨賢蔵副社長が就任 乗富鉄工所


週刊経済2024年1月30日発行号

乗冨銀蔵社長は取締役会長に

水門メーカーの㈱乗富鉄工所(柳川市三橋町)の新社長に1月1日付で、乗冨賢蔵副社長が就任した。社長を務めていた父の乗冨銀蔵氏は会長に就いた。同日に実施した定時株主総会と取締役会で選任され決定したもの。
乗冨賢蔵(のりどみ・けんぞう)社長は柳川市出身。1985年11月2日生まれの38歳。九州大学工学部大学院工学府修了。卒業後は造船所で7年間勤務し、2017年に家業である同社に入り、「デザイン経営」をキーワードに自社商品開発を強化。水門づくりで培った自社職人の技術を生かすことを目的に、アウトドアブランド「ノリノリライフ」を2020年に立ち上げた。開発した焚き火台がデザイン賞を受賞するなど、デザインを意識した新事業に取り組むとともに、社内体制の刷新などにも取り組んだ結果、過去最高売上高を更新。副社長を経て、現在3代目社長に就任。趣味は写真、読書。
同社は1948年創業、1969年設立。資本金3千万円。23年10月期売上高は過去最高の14億円。従業員は約60人。