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新物流センターが稼働 ふくや


外部からのEC物流受託も可能に

辛子明太子メーカー・㈱ふくや(福岡市博多区中洲2丁目、川原武浩社長)が同市東区社領3丁目に建設していた新物流センター「F・LOGI(エフロジ)」がこのほど完成、6月1日から稼働した。
場所は社領南公園の東側。敷地面積は7778㎡、3階建て延べ床面積6925㎡。収容能力は冷凍庫収納数1500パレット、常温商品収納数504パレット。倉庫内を低温管理し、入荷から在庫管理、出荷までスピーディーに対応するシステムを導入するとともに、外部からの作業受託(保管・通販発送代行)もできるのが特徴。また、飲食店に食材を納入する食材営業課も施設内に移転し、飲食店向けのメニュー提案ができるようにキッチンスタジオも設けた。
同社は30年以上の通販事業経験があり、自社で「製造」~「受注」~「物流」を一気通貫できるノウハウを持つ。今回の新センターと自社コールセンターを組み合わせることで、通信販売のフルフィルメント(受注から発送まで)での受託が可能となった。特にEC(電子商取引)物流を受託できる業者は日本でも数社しかないという。同社では「最新鋭のシステムを導入したことで、より一層の業務の高度化とサービス向上に取り組んでいく」と話している。

2018年6月12日発行