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新店舗の内装費に3億6千万円 LAV


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

初の肉懐石コースなど提供

もつ鍋専門店「おおやま」を展開する㈱LAV(福岡市早良区百道浜2丁目、大山力社長)が12月11日にオープンした新店舗「博多もつ鍋おおやま天神別邸」(同市中央区大名2丁目)の総投資額が3億6千万円であることがわかった。
店舗の場所が高級ホテル「ザ・リッツカールトン福岡」向かいであることから、接待利用を想定して内装デザインに力を入れた。コンセプトは「落ち着いた高級感漂う店内でゆっくりと食事ができ、肉懐石料理が味わえるお店」。
店内は、ウェルカムドリンクを提供するカウンターや2人席の「カップルシート」のほか、2~16人までの個室も完備している。左官仕上げのコンクリートや漆喰を取り入れ、重厚感のある木材などを内装に採用している。
また料理は、メインの「博多もつ鍋」をはじめ、九州産の食材を使用した懐石料理のコース(もつ鍋付き)を6千円、8千円、1万円の3種類で用意している。肉懐石コースをメニューに設けたのは初めて。アルコールは「オーパス・ワン」(9万9千円)や「ロマネ・コンティ」(63万円相当)など最高級ワインもそろえた。
大山社長は「接待向けとして新たな集客店舗にしていきたい。今後も主要都市への出店を継続し、将来的には海外進出も視野に入れている」と話している。
同社は2004年7月創業、07年2月設立。資本金500万円。県内10店舗、県外では長崎、東京、神奈川、大阪、愛知、宮城、岡山に出店し、計22店舗展開している。23年8月期売上高は47億円。従業員数は正社員86人、パート・アルバイト750人。新店舗の内装費に3億6千万円。