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新幹線を利用した貨物輸送サービスを九州で開始 日本通運とJR九州


週刊経済2025年8月6日発行号

博多~熊本・鹿児島中央間

NIPPON EXPRESSホールディングス㈱のグループ会社、日本通運㈱(東京都千代田区、竹添進二郎社長)と九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は連携し、新幹線を利用した貨物輸送サービス「NXスーパーエクスプレスカーゴ」のJR九州エリアでのサービスを7月14日から開始した。
NXスーパーエクスプレスカーゴは日本通運が提供する、JRグループの新幹線輸送サービスを利用した即日配達サービスで、今回は今年2月に開始したJR東日本エリアに次ぐ、2つ目のエリア展開。JR東日本エリアでは即時性・定時性・安定性を兼ね備えた新たな物流ソリューションとして利用されており、より多くの顧客にサービスを提供するために対象エリアを拡大した。
JR九州エリアでのサービス提供スキームは、日本通運が顧客からの集荷・配達、全体の一貫輸送管理を担い、 JR九州が九州新幹線の荷物輸送「はやっ!便」を活用し博多~熊本・鹿児島中央間の新幹線輸送を担う。取り扱い区駅・区間は博多‐熊本、博多‐鹿児島中央間で、その他駅間は事前の調整が必要となる。両社では、「今後もお客さまのCO₂排出量の削減に貢献するサステナブルなサービスの拡充に努めていく」と話している。