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新天神地下街の工事進捗率は7月末で76% 福岡地下街開発 10月にはテナント部分に着工


 福岡地下街開発株式会社(福岡市中央区天神一丁目、友池一寛社長)が来年二月の開業を目指して建設している新天神地下街(天神地下街延伸部分)の進捗率は七月末現在、建設費ベースで七六%となっている。
 延伸部分の延床面積は一万八千百平方メートル、長さは二百三十m、幅員四十六m。新たに五十店舗の商業テナントが入居する。出店するテナント名は未公表(年末までに発表の見通し)だが、既設に近い8番街は小物雑貨店、中央部の9、10番街はファッションブティックを中心にした生活・服飾雑貨店、地下鉄3号線天神駅に隣接する南側部分の11、12番街には生活・服飾雑貨のほかサービス店舗がそれぞれ出店。三カ所の広場にはそれぞれカフェが配置される。
 また地下街通路は博多大丸などが入居する西日本渡辺ビル、地下鉄3号線天神駅、福岡三越が入る西鉄ソラリアターミナルビル(二カ所)と接続する。
 現在は床面・壁面の仕上げ作業や空調・消防・照明設備などの布設工事を手掛けており、十月からは店舗部分の工事に着手、地下鉄3号線が開業する来年二月に同時オープンする予定。  
 同社は一九七二年二月の設立。資本金六十五億八千二百二十八万円。従業員四十二人。〇三年九月期決算の売上高は十九億三千万円。天神地 下街は一九七六年九月に開業。現在百店舗が営業しており、三百七十台収用の駐車場を備える。
 友池社長は福岡市早良区出身、一九三一年九月二十二日生まれの七十二歳。九州大学法学部卒。福岡市助役を経て同社社長に就任している。

2004.8.31 発行 週刊経済より