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新型HV車の販売好調で黒字転換  トヨタ自動車九州    販売台数16%増の33万8千台


 車体メーカーのトヨタ自動車九州株式会社(宮若市上有木、須藤誠一社長)の10年3月期決算は、売上高は前期比26・6%増の9325億46百万円で増収、経常利益は75億19百万円(前期は117億29百万円の赤字)で黒字転換した。
 リーマンショック以降は販売不振で大幅減産を強いられていたが、昨年投入した「レクサスHS250h」と「SAI」の両ハイブリッド車の販売がエコカー減税の効果もあり好調で、販売台数は同16・1%増の33万7878台に回復した。また、労務費削減や原価低減などの緊急収益改善活動が奏功し、利益面はすべて黒字化。営業利益79億27百万円(前期は127億21百万円の赤字)、当期純利益41億13百万円(同67億34百万円の赤字)となった。
 今期の予想は発表していない。同社は「前期に引き続き販売台数の確保と原価改善活動に取り組み、今回の決算並みの黒字を目指したい」としている。