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新北九空港線・苅田若久高架橋が開通 福岡県


週刊経済2021年6月1日発行

東九州道と北九州空港のアクセスさらに強化

福岡県が建設を進めてきた苅田町の県道新北九州空港線・苅田若久高架橋が、5月30日午後3時に開通した。
東九州自動車道・苅田北九州空港インターチェンジから北九州空港までのアクセス向上を目的に整備されてきた。開通区間は高架橋482メートルを含む1・1キロで、設計速度60キロ・片側2車線の自動車専用道路。沿線にはトヨタ自動車九州の小倉、苅田工場をはじめ、県が臨海工業団地として整備した新松山臨海工業団地などが立地している。
服部誠太郎知事は、県議などでつくる九州の自立を考える会(藏内勇夫会長)による提言によって事業化したことなどを踏まえ、「平成28年3月に知事と県議会の代表で国土交通省に事業の実現に向けて行った要望活動が実を結び、開通を迎えることができた。苅田若久高架橋が北九州空港と一体となり、北九州・京築地域はもとより、福岡県、九州の活性化に大きな役割を果たすことを期待している」とコメントした。