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搬送ロボットの新製品を発表 匠


障害物を検知しながら走行

自律型搬送ロボットの㈱匠(たくみ・福岡市中央区長浜2丁目、後藤元晴社長)は10月21日、新製品を発表した。
同社は製造工場や物流倉庫での省力化を目的とした産業用ロボットを展開しており、製品ラインナップを充実させるもの。今回は周囲の地図情報や障害物を検知する「SLAM(スラム)技術」を活用することで、全方位の障害物を回避しながら走行・停止・発進などの動きを可能にした。名称は「TiTra(ティトラ) S」。車体寸法は縦450㎜、横500㎜、高さ650㎜で、車体重量は50㎏。最大積載重量は100㎏。走行速度は分速60~120m。停止制度は+-50㎜。製造工程間をつなぐ搬送や、人が行き交う通路上での搬送を想定する。販売価格は非公表だが、今後は月額数十万円単位でレンタルやリースでも提供する方針。販売開始は年内の予定。同社は「AIなど最先端の技術により、人との親和性の高い搬送ロボットになっている」話している。
同社は2015年3月設立。資本金1億9510万円。決算月12月。従業員40人。

2020年10月27日発行