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持ち株会社体制に移行 ワイエスフード


週刊経済2025年10月29日発行号

26年1月めどに

ラーメン店経営などのワイエスフード㈱(田川郡香春町鏡山、高田十光社長)は、2026年1月をめどに持ち株会社体制に移行する方針を決定した。

9月29日開催の取締役会で決議したもの。中長期方針として「多様なジャンルを取り込む総合飲食プラットフォームへの進化」を掲げ、25年6月に新経営体制をスタート以降、「焼肉やっぱ。」(東京都内3店舗)、南仏料理の「ROTISSERIE★BLUE」(東京都恵比寿)、「焼肉BEEFMAN横浜」といった多様なブランドをM&Aしてきた。今後も積極的にM&Aを推進する中で、一層複雑化する事業運営を最適に遂行する経営体制として持ち株会社体制に移行する。多ブランドの自律性を保ちながらグループ全体の経営戦略の立案とガバナンスの強化、調達・物流・製造(自社本社工場のセントラルキッチン化・OEM受託など)の事業横断での再構築、国内外でのM&Aのさらなる加速に取り組んでいく。

同社では「持株会社化はゴールではなく、次の成長ステージの出発点。新しい価値を創造し、株主・お客さま・従業員全てにとって魅力ある企業グループを築いていく」と話している。