NEWS

  • 地域

手数料など増え2年ぶりに黒字転換  福岡証券取引所    収入は26%増


 福岡証券取引所(福岡市中央区天神1丁目、奥井洋輝理事長)の10年3月期決算は、上場企業からの手数料などが増え、収入は前期比26・3%増の3億106万円、支出は新システム導入関連等で22・4%増の2億9623万円、収支の差額(前期は3百万円の赤字)は4百万円の黒字だった。黒字は2年ぶり。
 上場企業の第三者割当増資が活発で、新株発行に伴う手数料が6957万円と大幅に増加したことで黒字転換した。収入は手数料などを含む上場賦課金が3・5倍の9910万円、財産運用収入が3%増の1956万円、諸引当金戻入れが2倍の2238万円に増加した。会費は2・6%減の1億4782万円、その他収入は55・6%減の1217万円。支出は人件費が12%増の1億3631万円、施設費が3・3%増の6055万円、運営費が10・3%増の5450万円、その他支出が4倍の144万円、諸引当金繰入れが3・6倍の4341万円と、すべて増加した。同取引所の10年3月時点の企業数は前期末比8社減の131社で、年々減少傾向にある。