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愛知県常滑市にめんたい工場  東京かねふく    総事業費は20億円


 水産加工品・食料品製造卸業の株式会社東京かねふく(東京都中央区銀座5丁目、竹内昌之社長)は12月13日、愛知県常滑市りんくう町に見学ギャラリーと直売店を併設した新工場をオープンした。総事業費は20億円。
 大型複合商業施設など各種施設の拡充で活性化する同地域を背景に、一般観光客を対象とした明太子製造工程の見学ギャラリーや直売所を併設した新工場を開設することで、新たな生産体制の確立およびブランド強化を図るのが狙い。名称は「めんたいパークとこなめ」。同スタイルの工場は2009年9月に開設した茨城県大洗町に次いで2例目となる。場所は県道552号沿い、りんくうインター東交差点近く、常滑市民病院から約250m南西側。敷地面積は1万6500平方m、平屋建てで延べ床面積は3805平方m、工場面積は1120平方m。フロア構成は食品衛生管理システム「HACCP」対応工場ほか、見学ギャラリー「めんたいミュージアム」(フロア面積530平方m)、直売店(同900平方m)、事務所を設置する。見学ギャラリーではスケソウダラの生態や生育環境、原料卵の成熟度などについて解説。画像や模型を展示するほか、明太子学習コーナーを設ける。100mの工場内通路には原料仕入れから「原卵解凍」、「洗浄」、「塩漬け」、「異物除去選別」、「調味熟成」、「計量・整形・包装」まで7工程を展示。ガラス越しに実際の製造作業を見学できるのが特徴。駐車台数は大型バス16台、乗用車200台。今後、同ブランド情報発信拠点として、年間来場者200万人を目指す。また、同施設の管理運営業務は、同社子会社・株式会社かねふくめんたいパーク(愛知県常滑市りんくう町、大石靖忠社長)が担当する。
 同社は株式会社かねふく(福岡市東区馬出4丁目、同)のグループ会社として1981年に設立。資本金8800万円、従業員数380人(パート含む)。株式会社かねふくめんたいパークは「めんたいパークとこなめ」管理運営を目的に2012年8月設立。資本金5000万円、従業員数80人(同)。