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愛光園養護老人ホームの運営移譲先を公募 川崎町


週刊経済2025年8月20日発行号

土地・建物を10年間無償貸与

川崎町(原田正弘町長)は8月1日、同町川崎にある「町立愛光園養護老人ホーム」運営を移譲する目的で、社会福祉法人を対象に運営事業に関するプロポーザル(事業提案)公募を始めた。

同ホームは同町が1951年に設置して以来、環境上および経済的理由で居宅での生活が困難な高齢者の入所施設として運営してきたが、近年の介護保険制度の創設・改定などの影響で高齢化社会への対応が多様化。さらに、福岡県内における養護老人ホームの運営は同町を除いてすべて民間に移行していることを受け、今回の公募となった。

場所は県立川崎特別支援学校から約100m北側。敷地面積は1万2227㎡、現在の建物(2016年3月完成)は鉄骨造り平屋建てで、床面積は2120・9㎡。施設内は居室50室、静養室1室で構成。定員は50人となっている。なお、土地および建物(工作物、敷地内樹木、納骨堂、設備などを含む)は移譲日から10年間、現状のまま無償貸与する。

公募期間は8月29日まで。今年9月8日に1次審査(書類審査)を行い、同10月の2次審査(プレゼンテーション)を経て仮契約を締結する。詳細・問い合わせは高齢者福祉課まで。