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弥生時代の欅使用した1億円超のテーブル発売 関家具


週刊経済2021年1月19日発行

一枚板テーブルとしては過去最高額

家具製造、販売の㈱関家具(大川市幡保、関文彦社長)は1月2日、自社で展開する一枚板家具専門ブランド「アトリエ木馬」で、弥生時代の欅(けやき)を使用した一枚板テーブルを発売した。  使用している樹木は、1971年から1888年前(西暦50~133年)の弥生時代、山形県と秋田県にまたがる鳥海山の噴火の影響で地中に埋没したとされる「神代欅」で、推定樹齢は600年。買い付けから完成まで約5年をかけ製作したもので同社の初売りでお披露目された。価格は過去最高額の1億1500万円(税別)。長さ7m、幅1・5m、厚さ10㎝。現在は同社大川本店で展示販売している。同社は「歴史的価値のある木に、時を超えまた生命を吹き込むという浪漫あるプロジェクトとして進行してきた。コロナ禍で暗い雰囲気が漂う昨今、1億円のテーブルという迫力あるニュースで皆さんに元気になってもらえたら」と話している。