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建築設計のナカケンなど2社の私募債受託 福岡中央銀行
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週刊経済2025年10月15日発行号
収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付
㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、荒木英二頭取)は9月30日、建築設計・施工、空間プロデュースの㈱ナカケン(同市博多区東光寺町2丁目、中野雅彦社長)と不動産業の㈱Good不動産コンサルティング(同市南区向野2丁目、小倉雅史社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債(※)で、2021年から取り扱いを始めた。今回、ナカケンの発行額は1億5千万円、償還期間は5年間、満期一括償還。Good不動産コンサルティングの発行額は5千万円、償還期間は5年間、満期一括償還。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
ナカケンは1989年4月に中野建築積算事務所として開業。11年7月設立。資本金は5千万円。事業内容は建築設計・施工、住宅のリノベーション、マンションギャラリーのデザイン・施工、空間デザイン・インテリアコーディネートなど。
Good不動産コンサルティングは㈱Good不動産(同市中央区大名1丁目、牧野修司社長)の関連会社として2023年1月に創業。資本金は1千万円。事業内容は不動産売買仲介事業、不動産買取再販事業、相続コンサル事業。
※銀行保証付私募債は一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、その元利金を銀行が保証するもの。発行会社は無担保かつ固定・低利での長期安定資金の調達が可能となるほか、財務内容の健全性や成長力等を社内外にアピールできるメリットがある。

