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市民団体と共同で万能タイプの家庭用洗剤を開発  ヤナギ研究所   価格は1本15百円


 業務用洗剤、洗浄剤製造、環境商材ポータルサイト運営の株式会社ヤナギ研究所(福岡市博多区東光寺町1丁目、山方美信社長)は、筑後川の清掃活動をする市民団体「Gооd News」と共同で環境に優しい万能タイプの家庭用洗剤を開発し、5月3日に発売した。
 同社は昨年から同団体の清掃活動に参加しており、同社が発売する万能型洗剤「ディスワン」の技術を応用した家庭用洗剤を共同開発することで、清掃活動の主旨に賛同する筑後川流域の一般家庭の環境意識を高めるのが狙い。商品名は「きらり」。同商品は植物性原料の中性洗剤で一般の洗剤に比べ界面活性剤を最小限に抑えるなど環境に優しい洗剤として商品化した。市販洗剤の10分の1程度の希釈量(水1リットルに対して洗剤10ミリリットル)で調理器具の汚れ落としや、洗濯、トイレ洗浄、洗車など家庭内のさまざまな用途に使用できる万能タイプ。価格は1本15百円(税抜・3百ミリリットル)で活動参加者は同12百円。
 購入は同ボランティア団体のホームページもしくは電話で受け付け、売り上げは同団体の活動費、海外途上国の物資援助などに充てる。山方社長は「若い世代が中心となって素晴らしい活動をしているので、活動の輪が全国に広がっていくように当社のできる形で支援をしていきたい」と話している。
 ヤナギ研究所は1997年設立。資本金は1千万円、従業員数は7人。山方社長は福岡市博多区出身、1955年4月3日生まれの54歳。西南学院大学卒、趣味はゴルフ。