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市内で2棟目のホテル建設を計画中 フリープラス


1棟目の周辺エリアで

訪日外国人観光客向けの宿泊関連サービスを手掛ける㈱フリープラス(大阪市北区大深町、須田健太郎社長)は現在、キャナルシティ付近で2棟目のホテル建設を計画している。今月、福岡市博多区住吉1丁目で建設開始した訪日客特化型ホテル「FP HOTELS 福岡博多キャナルシティ前(仮称)」の完成前に着手する予定。

ホテルは1棟目の約2倍となる100室以上を想定。大型バスが駐車可能な広めの敷地確保を検討している。ホテルは客室よりも共有部分のロビーや飲食スペースなどの設備を充実させる“モクシー”という業態の採用を考えている。また、市内の人気ホテルが水辺に立地しているという共通点を見出し、対照的な“火”をコンセプトにしたつくりとする。現在、1棟目のホテル建設に伴い周辺エリアで市場調査を進めている。

須田社長は「タイやベトナムなど東南アジアからの観光客誘致において、福岡はまだまだ伸びしろがある。ランドオペレーターとしての業務と組み合わせ、福岡におけるインバウンド事業をスピーディーに展開していきたい」と話している。

同社は07年6月設立。資本金は約1億1500万円(資本準備金含む)。従業員は139人(契約社員・アルバイト含む)。昨年4月に「FP HOTELS 難波南」開業でホテル事業に参入。現在、大阪市、博多で2、3棟目を建設中。先月、国際チャーター便の手配を手掛けるステラジャパン㈱(東京都中央区銀座、小野寺弘樹社長)を子会社化し、航空事業に参入した。

2018年1月10日発行