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工場自動化の2製品が県IoT認定製品に 四恩システム


中小企業の工場向け

工場自動化システムの開発、製造、販売の四恩システム㈱(久留米市城島町大依、二田純慈社長)が開発した工場自動化ソリューションの2製品が、10月6日に福岡県IoT認定制度の認定を受けた。
これは、県ロボット・システム産業振興会議の福岡県IoT推進ラボが優れたIoT製品を認定するもの。認定を受けた製品は、認定ロゴマークを使用できるほか、大型展示会への出展支援や専用ホームページなどでの広報支援が受けられる。同社が今回認定を受けた製品は「無人搬送車AGV」と工場用IoTシステムの「STAR SYSTEM」の2製品。「無人搬送車AGV」は、工場内での運搬作業を自動化するもの。床に張り付けたQRコードを目印に進むスポットタイプで、複数台の制御が可能なことと、運用にかかるサイクルや時間などをシュミレーションする機能があるため各工場に適した導入が可能。価格は150万円から。もう一つの認定製品「STAR SYSTEM」は、既存の各設備に端末を設置し、稼働情報などを一元管理することで工数時間や滞留時間、リードタイムなどを自動で集計するもの。統計を取りデータ化することで、属人化の防止と工場全体の生産性向上ができる。価格は月額3万円から。どちらの製品も、40人から200人規模の中小工場をターゲットとしており、まずは福岡県内の工場に向け提供していくという。
二田社長は「今後も、ものづくりの困りごとを解決するためのソリューションを提供していく。2年後には、現在の2倍に人員拡充する計画もある」と話している。
同社は2011年1月設立。資本金440万円。従業員数20人。

2020年11月17日発行