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川端通商店街でインバウンド対応強化 福岡市


ホームページ、案内の多言語化など

福岡市(高島宗一郎市長)は2月1日から、同市博多区上川端町の川端通商店街(上川端商店街振興組合、川端中央商店街振興組合)でインバウンド対応を強化した。

市が歴史や伝統を生かしたまちづくりを推進する「博多旧市街プロジェクト」の一環。17年度から新設した「福岡市商店街インバウンド対策支援事業補助金」で支援し、アーケード内で無料公衆無線LAN「Fukuoka City Wi‐Fi」を利用可能としたほか、英語・韓国語・繁体字・簡体字に対応する多言語表記の案内看板を設置した。また、多言語版商店街ホームページを開設し、近年増加している外国人観光客の効果を商店街に取り込む。事業費は約1400万円。

上川端商店街振興組合の武内照臣理事長は「調査を実施したところ、川端通商店街を1日に通行される約1万2000人のうち、1割が外国人観光客だった。利便性を高めることで、通行だけでなく、飲食や買い物などに利用していただきたい」、川端中央商店街振興組合の竹ヶ原政徳理事長は「ニーズの高かった内容について、両商店街の若手を中心に協議を重ねてきた。イベントなどの取り組みと合わせ、より長く滞在していただける商店街にしたい」と話している。

2018年2月6日発行