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山口県岩国市の生薬栽培研究所等の運営を受託   新日本製薬   12月1日から稼働


 健康食品、医薬品、基礎化粧品の企画、製造、通信販売業を手掛ける新日本製薬株式会社(福岡市中央区赤坂1丁目、後藤孝洋社長)は、10月4日、山口県岩国市から生薬栽培研究所と栽培試験場の運営を受託した。12月1日から稼働する。
 これは同施設を運営、使用していた企業が7月付で撤退したことを受け、同社が漢方薬の原料となるハーブなどを栽培するために受託した。場所は岩国市本郷町の「中山工業団地」と「神田工業団地」。両工業団地内における同社研究所の面積は約1万6,000平方mで、当初は地元採用4人を含めた6人で運営、今後段階的に研究人員を増員し、最大18人体制まで増やすという。後藤社長は「今回の研究所への進出で、重要なシンクタンクを得たようなもの。今後、研究体制を構築して、漢方などをはじめとした自社商品ラインアップにつなげていく」と話している。
 同社は1992年3月設立。資本金1,000万円。従業員数88人。05年11月期売上高は46億5,531万円。関連会社には自社茶類製品の製造工場株式会社メディカルグリーンファーマシューティカル(博多区吉塚8丁目)、株式会社新日本ビューティー(中央区赤坂1丁目)、株式会社新日本リビング、自社健康食品製造工場を運営する株式会社新日本製薬(佐賀県鳥栖市)などがある。